ちょと混乱してきたのでここにメモしてまとめたい。

風邪っぽいので、風邪薬を買いにドラッグストアに行った。

俺的民間療法は、
「食いたいものを食って水分摂ってパブロン飲んで寝る」
だ。

見事に「風邪にはパブロン」というブランドイメージが定着している。

でも、そもそもパブロンってなんなんだろう、と思って公式サイトを見てみた。

参考↓
http://www.taisho.co.jp/pabron/index.html
(画像がなんかレトロだ)

パブロン」の名前が冠された製品は、
・風邪の薬
・鼻炎の薬
・その他(手洗い石鹸とかマスクとか)
に大別される。



で、「パブロンの風邪薬」はさらに全年齢向けと14禁に分けられるのだが、
ここでは全年齢向けのラインナップを見ていきたい。

パブロンゴールドA
パブロン
パブロンSC
パブロンSゴールド

一応、上のほうが昔からあるやつで、
下に行くほど付加価値が付いた上位製品、ということになっているらしい。
ウェブサイトの作りもTV用CMも「パブロンSゴールド」を前面に出している。



上のほうの旧来製品が淘汰されて無くならないのが不思議だが、実際売れているからなんだろうな。
俺は「風邪にはパブロン」という固定観念を持っているわけだが、
もっと細かく「風邪にはパブロン●●」という購買層があるのだろう、多分。



じゃあ、この4種の違いを製品コピー別に見ていくと
パブロンゴールドA 「塩化リゾチーム配合」
パブロンS 「たんを出しやすくする塩酸ブロムヘキシン配合」
パブロンSC 「ビタミンC配合」
パブロンSゴールド 「のどの痛み・せき・鼻みずに 塩酸ブロムヘキシン・塩化リゾチーム配合」
とある。



だいぶわかり易くなった。
成分名をアルファベットに置き換えて上から書き出すと、
・「Aが入ってます」
・「Bが入ってます」
・「Cが入ってます」
・「AとBが入ってます」
という事がアピールされている。



では、成分表を細かく見ていって、その差異だけ書き出すと、
・「Aが20mg、Bなし、4製品の中で唯一Dが入ってる」
・「Aが20mg、Bが4mg入ってる」
・「Aが20mg、Bが4mg、4製品の中で唯一Cが入っている」
・「Aが30mg、Bが4mg、4製品の中で唯一Eが入っている」
という事がわかりました。
残りの F・G・H・I・J・K の6成分は、まったく同じ量が入ってます。



もうA〜Kまで全部入れたのを作って売ればいいのに、とも思いましたが、
そこは市場(しじょう)原理というか神の見えざる手というか、そーいった諸々の事情が現行の製品ラインナップを維持させているのだなあ、と思ったらなんだか不思議な気がしました。



結局俺が今日買ったのは「パブロンS錠(100錠入り)」でした。
なぜか、この製品の錠剤のこの容量(100錠)に限って安売りされてたの。
普段1500円ぐらいなのが、なぜか800円だった。
隣の75錠の方が高いという。



で、錠剤と散剤の違いを見たら、成分はまったく同じ。
錠剤の方が飲みやすいし、子供に飲ませるときの減量が楽だし
(錠剤は大人1回3錠、子供は年齢により1〜2錠、散剤は1包を目分量で分けないといけない)
錠剤の方がいいか、と思って初めて錠剤のパブロンを買ったが、
やっぱり苦い散剤をざらざら飲んだほうが「薬飲んだ感」があって気分的に効いてくれる気がする・・・
とか思ってしまったので、これからも同じ薬の錠剤と散剤は平行して売られていくのだと思う。



ここまで書いてみて気が付いたのだが、同じ目的の薬を多様化させていっぱい売っているのは、
単に薬屋さんの棚のスペースを他社製品と奪い合う必要があるからなんではなかろうかと。
どうだろう。



そしてこんなどーでもいいことを長々と書いてこのページの閲覧者の方々の時間とサーバの容量を無意味に浪費してしまってみなさんごめんなさい。
熱でちょっとおかしくなってるんです。(熱で?)